続・情報社会のアイドルコンプレックス

今までの人生の全てを伏線として回収できるように頑張ってるブログ

欠落 2

3年前、ななはぼろぼろになって仕事を辞めた。「将来は憧れの仕事をバリバリするんだ」という夢だけを支えに学生時代を乗り越えたが、進学するうちにゆっくりと夢はキラキラを失い夢でなくなっていった。思い描いていたような大人にはなれなかった。そもそも仕事をすることだけが夢だったなんて。真面目過ぎていた自分に気がついた時、呆れたし逃げ場をなくしたように感じた。

 

夢が無くなったななはとにかく人に愛されたくなった。「かわいいお嫁さん」が夢です!とかわいく素直に、賢く生きてくれば良かった。仕事を辞めた日の夜の帰り道、今の自分には愛されることが必要だと強く思った。
どうしようもなく都合の良いやり方だが、学生時代にSNSで知り合った男の人、ななが一度告白を断った彼なら愛してくれるかも知れないと思い、連絡を取り再会してみた。
初めて会った日に手を繋いできた彼は、ななが初めて手を繋いだ男の人だった。
会うのは久々で2度目だった。

 

身勝手な考えで再会した上に、あんなに酷い別れかたをしたつもりだったが、彼とはまたすぐに仲良くなった。3度目に会った日には漫画喫茶の狭い個室で初めてのキスをした。ななは彼がずっと好きだった。ななは彼の軽いネットストーカーだった。彼のTwitterFacebookmixiYouTubeを覗いていた。

 

彼はななを抱き締めて、「もう離さない」と言った。ななははっきりと、彼の言葉に気持ちが無いのを本能で感じた。
不安を振り払うように、魔法をかけるようにななは彼にキスをするしかなかった。
彼は「こんなに人に好かれたことがない」と言った。戸惑った。ななはその言葉に戸惑った。「今までにお付き合いをした人がいる」と話していた人が、何故お付き合いもしていないななにそんなことを言うのか。今までの彼女には愛されていなかったのか。元彼女に失礼ではないのか、可哀想な人なのか…。

ななは彼と行きたい所、したいことが一気に沸いてきて、彼の全部が欲しかった。
数日後、彼は「今は付き合えない」とメールで答えた。

 

ななは絶望した。

 

彼の情報を集めるために、ななはうっかり彼が口を滑らせて、やっていると言った出会い系サイトに登録していた。出会い目的ではなかったが、出合い系サイトはななにとって新鮮である意味面白かった。

そんな時、初めて男友達ができた。ななは男の人に馴れないし、出会い系なんて警戒したが、男友達とは仕事の境遇や考え方が似ていてすぐに意気投合した。偶然にも徒歩圏内の近所に住んでいたようだったので、近所のファミレスで逢うことにした。ななと男友達はお互いに話し相手が必要だった。お互いの仕事のこと、出合い系に登録したきっかけの彼のこと、男友達の彼女のこと。初めて会ったファミレスで12時間も2人は話し続けた。
男友達は親身に話を聞いてくれるし、お互い共感出来ることが多くて、久々に気分がとてもスッキリした。

ななにとって男友達の存在はとても新鮮で、有意義に感じた。

 

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